毎日のようにZoomを活用しています。
Zoomで打ち合わせや会議をすると参加者の皆さんから技術的なトラブルについての問い合わせを受けることがあります。その問い合わせのぶっちぎりナンバー1は「音が出ない」
この2ヶ月の間で何度、聞かれたか分からないくらい聞かれまくりました。
対応は本当に簡単ですが、初めて使う方にとっては間違いやすいところがあるのも確か。今回の記事はZoom会議で音がでない時の対処法です。
なお、この記事では参加者がios端末(iPadやiPhone)、主催者がPCでZoom会議に参加していることを前提としています。このようなケースが多いと思います。
備考:写真が小さくて見ずらいかもしれません。タップ(クリック)していただくと拡大表示されます。
どうすれば音が出るの?
Zoomアプリにて会議室に入る時に音声に関する質問が出てきます(ios端末の場合)。
この画面です。
ここで「インターネットを使用した通話」を選択。これだけです。大切なのでもう一度言いますが、これだけでほとんどの音声関係のトラブルは解決です。
「インターネットを使用した通話」なんて初見ではなんのことか分かりませんので無意識にキャンセルを選択してしまう方が多いのだと思います。その結果、音が出ない、ボリュームをいじってもやっぱり音が出ないという状況になってしまいます。
その際の状態はこちら。PCから見た参加者の様子です。主催者でなくても参加者の一覧から同じ内容を参照できます。
「sample2」という参加者の名前の横にだけマイクのアイコンがないことがお分かりでしょうか。これが音が出ない状態の参加者の見分け方になります。その場合は電話するなりして音が出る設定にするように働きかける必要があるかもしれません。
音が出ない問題に遭遇している当事者の画面はこのようになります(ios端末の場合)
ヘッドホンのアイコンが出ています。
先の「インターネットを利用した通話」を選択せずに入室してしまった状態です。
ここから音が出る設定にするにはヘッドホンアイコンをタップして「インターネットを使用した通話」を選択すればOKです。
音が出る状態になると下の画面のようになります。
ヘッドホンがマイクのアイコンに変化していますね。
PC側が音が出ない状態の場合
スクショがうまく撮れなかったのですがPC(WindowsでもMacでも)の場合はオーディオやビデオの設定は左下で行います。アイコンは共通なので迷うことはないと思います。
PCで音が出ない場合もヘッドホンのアイコンが表示されていますので、ios端末の時と同じくヘッドホンのアイコンをクリックします。すると下の画面が表示されますので、「コンピューターオーディオに参加する」を選択すると音がでるようになります。
完了するとやはりヘッドホンがマイクのアイコンへと変化します。
音を出さないようにするためには?
なんでそんなことをする必要があるのか疑問に思われるかもしれません。Zoomは発信側(つまり自分ということですね)の音声を完全にオフにできますが、私の知る限りでは受信側の音量を0にすることができません。音量調節で最も小さく(つまり表示上は0に)しても音が出ます。
この仕様が問題になるのはZoom会議を行っている端末が近くにある時にハウリング(音の無限ループの状態、ファンファンとかキンキンとかいった音が鳴ります)してしまうからです。私は以前の記事でもご紹介したとおりZoom会議ではモニター用に別端末でも参加しています。
メインで使う端末以外はミュートにすればハウリング自体は防げるのですが、上述の通り受信側の音は少量でも放音され続けます。しかもちょっとだけずれて音が聞こえるので結構ストレスになります。
というわけであんまり需要はないかもしれませんが、あえて音を出さない設定の方法です。
一番簡単なのは
これです。イヤホンジャックがある端末でイヤホンを挿しておけば大丈夫です。マイク付きのイヤホンの場合はこちらの音声が相手方にも届きますのでそれが嫌ならZoom側でミュート設定を忘れずに。
もう一つの方法ですが、
システム上、音を出さないようにするには
ios端末の場合、画面右上の「・・・」をタップすると「オーディオの切断」が選択できます。
下の画像です。
完了すると一切の音が出ていない状態をあらわすヘッドホンのアイコンが表示(下の画像)されるようになります。これで完了です。
PCでの設定方法はマイクのアイコンの横をクリックすると下記の画面が表示されますので「コンピューターのオーディオから退出」を選択。これで完了です。
それにしてもなぜZoomアプリはOSが違うと同じ内容の項目なのに表現が異なるのででしょうか。不思議です。
まとめ
慣れればどうということもないことでも、初めて間もない時だと不安になるものです。Zoom会議を行う方たちにとってお役に立てば嬉しいです。
記事をお読みくださりありがとうございました。
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